小千谷から高速に乗った釣り堀ツアラーは、大型トラックの巻き上げ風に煽られ、フラフラ、ヨタヨタしながら中条まで走るのであります。
荷物が大きいのと車体が軽いのとで風には非常に弱い。
高速道は「オーもしろく」ないのである。
なんせ225CCのバイクなので、最高速では車にはとてもかなわない。ボッコボッコと抜かれるんですう。
悔しい思いで最終の中条ICで降りました。殆ど普通車並みに料金を取られてね。

尻の激しい痛み(痔ではありませんぞ、バイクに乗った人ならわかる痛みです。)に耐え、やっと着いた本日の宿泊地は「大石川オートキャンプ場」であります。
本当は料金の安い鷹巣キャンプ場にする予定だったが、荷物を担いで持っていかないとテントサイトまで行けないとのことなので、大荷物を括り付けた釣り堀ツアラーは躊躇せざるを得ないのであります。

以前ホームセンターで買った「ヤッベー」ソロツーリングテント、なぜやばいかというとインナーがすべてメッシュなので、風も雨も全く防げないんです。というヤッベーテントを張り、中にに荷物を放り込んで、バイクで荒川巡りに出発です。

荒川サケ釣り受付の場所を確認し、ポイントを検証するつもりで河原を走ってみました。これがまた「オーもしろい」ポイントの検証などそっちのけで、中腰でステップに立ち、トライアルごっこを楽しむわけです。コケそうになるのが楽しい。しかし、もしコケたら明日の釣りはどうなるのだろう?とふと思うのですが、やめられません。十分、河原を堪能いたしました。
そうそう、ポイント検証でした。
一言、川には水がありません。サケもおりません。です。
瀬頭で向こうへ渡れるほど水がありません。
上流の取水堰から溜まりを見ても、一匹のサケも見当たりません。
「こりゃ空っぽ」だわ。
うなだれる釣り堀ツアラーであります。
サーモンフィッシングは博打です。遡上が良いときにたまたま釣りが出来れば良い思い出をつくれますが、遡上がなければ結構な確率で「ボッ」であります。
この度の荒川は「ボッ」を覚悟した方がよさそうです。

近所の入浴施設でフロに入り、近所のドライブインで晩飯を喰って、すっかり暗くなったキャンプ場へ戻りました。
この時期、キャンプをしているのは釣り堀ツアラーぐらいのもので、広いサイトに私一人、おまけにキャンプ場管理人まで帰ってしまう始末です。
ワオォォーと遠吠えしようが、ギャアァァーと叫ぼうが、誰もいないんです。
寂しいかと言えばそうでもないのです。
このなんとも言えない寂寥感がまた一人キャンプのいいトッピングになります。
なんせ遠慮のない大声で叫べるんですよ。「ドリャァァァー」って。

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