先週は、都合により更新をお休みいたしました。今週は、久しぶりに、釣堀ツアラー旅日誌の更新をいたします。
釣堀ツアラーを名乗っておる釣堀家でございますが、思うところがございまして、バイクは、全台、処分いたしました。
その代わりと申すには、ちゃっちい乗り物ですが、安価な折りたたみ自転車が、釣堀ツアラーの足となったのであります。
本文以降、釣堀ツアラーの名前は、返上いたします。替えまして、釣堀チャリダー釣り日誌といたします。
HPのページ名称も、暇がありましたら、そのうち替えます。
以上、前置き休題。以下から本文であります。

糞みたいな残暑が続く、2016年8月下旬であります。標高の高い釣り場へ行けば、少しは涼しいだろうと、釣堀チャリダーは、避暑を兼ねた渓流釣りを楽しむために、なんと、奥飛騨へ、出向いたのであります。
足は、愛車の軽自動車です。その軽自動車に、20インチの折りたたみ自転車を積んでおります。
赴く釣り場は、奥飛騨の蒲田川です。蒲田川は、フライフィッシャーなら、一度は聞いた覚えのある、有名河川であります。
蒲田川の周辺は、上高地、乗鞍岳、飛騨高山etcと、有名な観光地があります。でありますから、釣堀家は、かあちゃんも同伴しおりました。

長野の松本から、安房トンネルを抜けて、宿泊地の新平湯温泉をちょっと過ぎると、蒲田川があります。
蒲田川の赤い橋を渡ると、周辺は、釣り場であります。平日の午後にも拘わらず、あちこちに、アングラーの姿が散見されております。
さて、釣り場へ到着すれば、釣りをしなければなりません。釣堀家は、早速、軽自動車から折り畳みのチャリを出しました。ちなみに、かあちゃんは、軽自動車で、周辺の観光であります。

釣堀家が取り出しましたチャリは、坂道に特化して改造してあります。
元の自転車は、ドッペルギャンガーの安物の折り畳みチャリです。その、7段変速の後部ギアの最上段ギアを、市販の一番大きなギアに替え、ペダルに着いている前のギアを、元車のギアよりも、三段階ばかり、小さくしました。
このチャリのギアを、最上段へ選択すると、どんなに早くペダルを漕いでも、駆け足程度の速度しか出せません。その代わり、見上げるような坂道でも、一ジジイ馬力のエンジンで、ぐいぐいと登って行けるのであります。
蒲田川周辺は、傾斜が急です。見上げるような上り坂だらけであります。その蒲田川の釣り場移動に、この坂道特化のチャリは、うってつけでありました。
また、チャリなら、柵をしてある細道も、遠慮なく入って行けます。特に、初めての釣り場などでは、車の駐車には困るケースがありますが、チャリなら、どこでも降りて釣りができるのであります。

チャリで探しまくり、釣堀家の選んだ釣り場は、ここであります。川の前後、見える範囲には、アングラーはおりません。

さて、川はと、川の状態を見ますれば、なんと、妙に青みがかっております。加えて、多少の臭気がございます。
蒲田川は、標高が1000メートルを超えているにも拘わらず、雪のある早春から水温が高く、ドライフライでの釣りができる河川で有名です。
それは、温泉の流れる川であるからであります。地熱のお陰で、春先から水温が高いのであります。
温泉の川でありますから、妙な青い色と、少しの臭気は、致し方ない状況であります。

先ほども申したように、この蒲田川は、地熱のお陰で川が暖まり、春先からドライフライの釣りができる河川で有名です。
ですが、夏の今時分は、水温が高すぎる恐れがあります。試しに、川に手を触れてみれば、水が妙に生暖かい。
この水温では、水生昆虫の羽化は、望めないかも知れない。
そのように推測した釣堀家が、川面を観察しますれば、虫の気配がないのであります。水面にもない、上空にもない、周囲の草むらを、がさごそしても、虫の気配はありません。
また、釣り場を探す途中、ドライフライの釣りをするフライフィッシャーを、数名、観察しました。しかし、誰一人として、釣れている状況ではなかった。
釣堀家は、ドライフライで釣りたいと、拘るフライフィッシャーではありません。羽化の気配がなければ、沈める釣りをするだけであります。
沈める釣りを決意した釣堀家は、ニンフを結びます。アンカーフライには、水深を考え、0.4gのキールフライを使用します。また、アンカーフライから30㎝離して、小さめの食わせるフライを結びます。

さて、第一投です。
投げると申しても、ラインは、竿一本も出しません。フライフィッシングを標榜しておりますが、実に卑怯な釣りをするのであります。
卑怯な釣りの結果は、すぐに出ました。大きなプールの流れ出して引き出した魚は、アンカーフライを食っていました。渓流にしては、大きなレインボーです。

この川は、ヤマメとイワナの川だと思っていました。ですから、レインボーには驚きです。その後も、大きなプールでは、レインボーが続きます。大きな魚に混じって、小さな、10㎝くらいのレインボーが阿呆みたいに釣れますから、もしかすると、レインボーが自然繁殖している可能性はあります。

レインボーだけではつまりません。ヤマメは釣れないかと、釣堀家は上流へ遡ります。ここぞと思える深場で、ようやく、良い型のヤマメを引き出しました。

続けて、次の場所でも引き摺り出しました。

例年、夏頃になりますと、新潟県の入りやすい川では、魚が抜かれておらなくなります。数百メートル歩いて、やっと、ヤマメが一匹という貧果も珍しくありません。
蒲田川の釣堀家の入った区間は、キャッチ&リリース区間であります。リリースされて魚が残っていれば、数百メートルの距離で、数尾の釣果は得られます。
とは申せ、キャッチ&リリース区間は、釣り堀のようで面白味がありません。やはりこの時期は、足で魚を釣る釣りが面白いと感ずる釣堀家は、強欲なアングラーであります。

パスタイムの上の池は、キャッチ&リリースでありました。再開後は、上下の区別はなくして、両池共、お持ち帰り可にしようかと検討しております。
とりあえず、再開は、上の池のみでやります。徐々に魚を増やし、そのうちに、下の池も再開したい希望であります。
水温が下がるまで、もう少し、お待ち下さいませ。