先週は、久しぶりの放流をいたしました。
ところが、あいにくの雨続きで、訪れるお客様は、皆無という現状。←ばかこけ、雨ではなくとも、客などおらぬだろうが。←その通りでございます。
てな塩梅で、この三連休は、めっきり空いておりましたパスタイムでございます。
まあ、放流したとはいえ、かなり久しぶりだったから、放流効果は少のうごじました。なので、少ないお客様の割には、あっという間に、スレッ、スレッ、になった次第でございます。
とはいえ、魚の数だけは、たくさんおります。なんとかすれば、阿呆のように釣れるのでありますが、その、なんとかが、釣堀家にはわかりません。
この週末も三連休です。なので、放流するかどうか、検討中であります。
釣れないと、なおさら、お客様は遠のくだろうし……。かといって、赤字だし……。
悩んだ末の結論は、もう少し後の、本文中で告白します。
ええと、今週は久しぶりに、釣り関係の記事を更新したいと思います。
↑ 釣りを商売とする身の者が、なぜ、釣りの記録を更新せぬのだ。ははーん、分かったぞ! 釣れないからだろう。
ご指摘の通り、記事を載っけない理由は、釣れないせいもあります。と同時に、釣りの記事には画像がつきものですから、画像を掲載するに手間が掛かります。
個人的な問題ですけれど、釣堀家は、釣りの他に、本業の仕事に、釣り堀の仕事に、もう一つ、趣味でする仕事もあります。
で、ありますので、ホームページの記事に時間を割く余裕がありませんでした。なので、釣りの記事は、ずるずると、サボっておったのであります。
この秋、趣味でする仕事は、故あって、当面、休もうと決意しました。でありますので、その分の時間が空きます。だから、釣りの記事を掲載する時間ができました。なもんで、これから、少しずつ、釣堀家が逝った釣りの記事を、掲載するつもりです。
↑ おめえの釣りなど、興味はねえよ。
つれない話をせずに、釣り記事もお読み下さい。また、つれない言い訳も、これまで通りのご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

ええと、無駄に紙面を使ってはおられません。釣りの話であります。
逝きました先は、山形県の寒河江川であります。
↑ 山形だぁ? 随分遠くまで行ったものだな。
今年は、週末ごとにナイスショットーなどと、心にもないご追従を言わねばならず、釣りに行けなかったのです。それと、渇水のため、釣りに行けても、紹介できるような満足な釣果を、近場では得られませんでした。
幸い、9月の3連休は、ナイスショットーなどと叫ばずに済みます。となれば、遠くても、釣果の見込めるキャッチ&リリースの川へ、逝かずにはおられません。

長い前置きでした。さて、寒河江川であります。
寒河江川のキャッチ&リリース区間までは、釣堀家の家から車で、3時間半以上必要なのであります。
従って、朝一で釣りをするためには、近くで泊まらねばなりません。泊まるとはいえ、弱小の釣堀家です。なるべく経費を節約する必要があります。
で、選択した宿泊手段が、なんと、ジムニーでの車中泊であります。
↑ ジムニーでの車中泊ですとぉ!! なんと無謀な。大丈夫かい?
世の中には、色々なお考えの方がおります。その中には、ジムニーで車中泊をなさっていおられる強者もおられます。
ジムニーで車中泊をされている強者のHPを参考にして、釣堀家がした方法は、以下の姿であります。



元々、荷台後端の段差は、木材を加工して埋めておりました。なので、助手席を倒した後に生ずる段差だけを埋めればよろしゅうございました。
他の方々は、パネルに緩衝材などを張られて、本格的なフラットシートを作られておりました。ですが、貧乏人の釣堀家は、ホムセンで買った、895円のスノコ一枚で、フラットな空間を作ったのであります。
ちなみに、車中泊仕様のジムニーの宿泊地は、山形道のパーキングです。
車中泊では、いつの間にか朝になっておりました。寝たには寝ましたが、車中泊では、熟睡はできません。
眠い目を擦りながら、釣堀家は、寒河江川の大井沢地区へ急ぎました。

大井沢に到着した時刻は7時前でした。釣りをする前に、当然ながら、釣り券を買わねばなりません。
朝が早いので、釣り券を売っておらぬのではとご心配の貴方。心配は無用です。大井沢には、日帰りの温泉施設があります。この日帰り温泉は、釣り券を売っているだけではなく、朝7時から営業をしているのであります。
温泉で釣り券を購入した釣堀家は、有名な入渓ポイントの橋から、寒河江川のキャッチ&リリース区間を覗きました。
寒河江川は、大きなニジマスが釣れる川として、全国的にも有名な川であります。釣堀家が足繁く通っていた15年前は、キャッチ&リリースが導入されたばかりもあって、平日でも、大勢の釣り人で、賑わっておりました。
今日は、土曜日であります。さぞや、釣り人で賑わっているだろうと思いきや、さにあらず。橋から見渡す限り、釣り人は、釣堀家だけであります。
もしや、魚がいねえのか。と、首を捻る釣堀家であります。

寒河江川は、10月いっぱいまで、釣りができる川であります。新潟県の渓流の解禁期間が終わってからでも、少しの間、楽しめるのであります。
なので釣堀家は、10月になってから、時折、訪れる川でありました。10月以降は、今のように閑散とはしておらず、そこかしこに、釣り師の姿が見られました。
去年も、10月になって訪れました。その時も、大きさを言わねば、数は、そこそこに釣れた覚えがあります。
きっと、渓流の解禁期間だから、遠征の釣り師はいないのだ。釣堀家は、かように都合よく解釈して、橋から見えるよさげなプールに急ぎました。



10ft 4番のニンフロッドに、1番のラインを通した釣堀家は、目の前のプールに、第一投です。
とりゃぁぁー。
一投目から釣れるわけがありません。近場の流れを探りつつ、核心ポイントを目指し、そろそろと釣りました。
数投目、くんと、はっきりとしたアタリが、リーダーに出ました。空かさず合わせましたが、空振りです。
探った場所は、核心ポイントの横にある、浅い流れでした。まさかと思っていたので、合わせが遅れました。
通常、キャッチ&リリースで魚がスレている川では、アタリを空かすと、2度目はありません。釣堀家は、それでもと、もう一度探りました。すると、ありましたね、2度目が。



15年前、この川は、巨大なレインボーで有名だったのであります。その巨大なレインボーには及びませんが、渓流で釣るには、まあまあのレインボーでした。

入ったばかりのプールで魚が釣れました。それも、なんでもない流れから釣ることができたのであります。
釣り人がいないから、釣れないかもしれないと思った心配は、どうやら、杞憂だったようだ。
釣堀家は、胸を撫で下ろしながら、プールの核心部を探ったのであります。ところが、アタリもありません。
このプールに、1尾しか魚がいないとは思えない。あちらこちらと、しつこく探りましたが、全く釣れません。
往々にして、川に降りてすぐのポイントは、いかにもよさそうでも、釣られて魚がいない結果が多いのです。
釣堀家は、このプールを諦めて、次のプールに向かいました。大きな魚が釣りたかったので、小さなポイントを無視して、大きなプールだけを釣りながら遡行しました。
しかし、大きな魚どころか、アタリすら、希でした。しかも、希なアタリでキャッチできた魚は、めざしサイズのレインボーばかりです。





この時点で、1㎞遡行しておりました。だが、全く、釣れません。歩く途中で、蹴散らした魚も見えません。
やはり、魚がおらぬのか? そういえば、数週間前、山形で大雨の報道があった。観察すれば、こころなしか、プールに白い砂が溜まっている。
山形まで遠征して、やっちまったか。
頭を抱える釣堀家であります。消沈した釣堀家が、ふと頭を上げると、目の前には、膝くらいの流れがありました。
小さな、見逃しがちなポイントですが、数個の筋が合流して、イワナの好きそうな流れがあります。
駄目だろうな。と、諦めつつ、フライを入れました。すると、微妙にリーダーが緩んだのであります。
とりゃぁぁー。空かさず合わせました。すると、少しましな魚信が届きました。



普通の大きさでしたが、嬉しい1尾でした。この1尾が釣れなければ、今週の放流はなしでした。しかし、こいつが釣れたので、今週は、日曜日に放流します。
ええと、話を戻します。
キャッチ&リリースを掲げているけれど、もしや、プールの魚は、抜かれておらぬのでは? と、疑念を抱いた釣堀家です。
以後は、なんでもない浅場を重点に探りました。すると、いましたね。すぐに、もう1尾、まともな魚が釣れました。



もう少しで、伝承館前との名の、有名ポイントに着きます。しかし、この1尾を釣ったところで、時刻はお昼でした。
商売上、夕方までには、釣り堀へ戻らねばならんのです。よって、昼過ぎには、帰路につかねばなりません。加えて、ろくに朝飯を食っていなかったので、猛烈な空腹を感じておりました。
山形で空腹を満たすには、餅を食わねばならんと、釣堀家は決めております。
と、申しますのも、普通の食堂で、つきたての餅を食える食堂は、山形県しかないからであります。しかも、餅だけではありません。蕎麦もラーメンも食えるのであります。
釣堀家は、後ろ髪を引かれる思いで、寒河江川を後にしました。大急ぎで、食堂へ向かいます。
釣堀家が向かった食堂は、寒河江川から車で30分ばかり走った、河北町にある、葵食堂であります。



ここでは、色々な食い方で餅が食えます。釣堀家が選んだ餅は、あんこ餅と、山形名物の納豆餅であります。
餅の数は、それぞれが5個ずつです。腹の減った釣堀家は、写真を撮る前に思わず1個食ったので、納豆餅は、4個しか写っておりません。



餅は、柔らかく、するりと咽を通って落ちました。餅好きの釣堀家には、堪らぬ滑らかさであります。
しかし、餅だけでは猛烈な空腹は収まりません。
釣堀家は、ぱらぱらと、写真付きのメニューをめくりました。定番のラーメンに、冷たいラーメンに、チャーシュー麺と肉蕎麦。 おや? 
ふと、メニューの文字に、目が釘付けになりました。そこには、「ぬるいチキンラーメン」とあります。しかも、世界でここだけとある。
ぬるいって――確かに、ぬるいラーメンを意図的に出す店はないだろうから、世界でここだけなのだろう。
ううむ、興味はある。しかし、隣に、肉ラーメンと称して、見た目、同じラーメンがある。
ぬるい、ラーメンって、苦情レベルの代物です。長駆、山形まで釣りにきた釣堀家としては、注文するには勇気がいります。で、頼んだラーメンが、肉ラーメンであります。



肉ラーメンと称しても、入っている肉は、鶏肉であります。それも、雛ではなく、固い親鳥でした。
ラーメンとしては、鳥出汁のみの、インパクトの薄い普通のラーメンです。しかし、この普通さは、餅と併せると、非常に相性がよいのです。

餅10個と、ラーメンを完食した釣堀家は、満足して帰路につきました。