年末年始は、年末からの寒気によって、さほど、よい天気には恵まれませんでした。
で、ありますが、大雪にはなりませんでした。大雪ではないので、釣り堀の営業は、滞りなくできました。
休業する様子なく営業したので、比較的多くのお客様から、いらっしていただけました。ありがたい結果であります。
年末からの寒波も、ようやく、今週末には抜ける予報です。次の巨大寒波は、当分の間、見当たりません。
てことは、弱小の釣り堀ごときを訪ねるお客様も増える結果になりそうです。有り難い予想であります。
ですが、暖冬で増えたお客様の分の放流はしませんので、釣堀家の懐も、暖冬になるのであります。グフフー。
と、冗談はさておき、放流をしないわけにはまいりません。今週は、日曜日に放流します。

暖冬の年は、雪代が少のうございます。
釣堀家の記憶によれば、魚野川の解禁日に、河原に雪が全くない年がありました。
今年も、そのような年になれば、解禁から雪漕ぎをせずに釣りができます。また、そのような年は、雪代の出が少なく、中断する期間もありません。
雪の少ない年は、早くから魚がうわずります。だから、フライフィッシングでは、大変よい釣果を得られる年でした。魚野川で釣りをして、頭を丸めた記憶はありません。
今年も、そのようなよい年になるといいなと、期待しておるところであります。しかし、雪の少ない年の記憶は、残念ながら、中越地震よりも前の記憶であります。
新潟福島豪雨以降の近年は、川に重機が入り浸りです。
川の真ん中にあった大きな岩は退かされ、河畔林は伐採されました。重機は川の真ん中に陣取って、川を真っ直ぐに切って、川底も、平らに均しております。
以前の記憶にあるよいポイントは、浅く棒のような流れになっております。歩けども歩けども、よいポイントはありません。
ようやく見つけたよいプールも、入れ替わり立ち替わり、釣り人に攻められております。
昔は見当たらなかった、ミミズを装着したバカ長い竿の釣り師は、少ないポイントの隅々まで探れますから、そこに溜まっていただろう魚は、釣りきられている可能性が高いのであります。

かといって、重機で川を均して、河畔林を伐採しなければ、いつかあるだろう豪雨に耐えられません。
けれど、重機で川底を平らに均すって、乱暴すぎやしませんか? 今時、環境に配慮した工事をする業者は、もう少し、魚が棲みやすい工事をしますぜ。
費用があれば、環境に配慮した工事をすると言いたいのかもしれません。予算がつくまでは、取り敢えずの対策で、重機で川底を均したのだと、行政は、お答えになるかもしれない。
しかし、金を掛けるのなら、最初から掛けたほうがいいに決まっています。後からの手直しでは、二重の予算が必要になります。
とはいえ、所詮、釣りは遊びです。魚が釣れなくなるからと、河川整備工事に抗議はできません。
魚野川は、大きな堰堤がないからよい川ですけれど、釣れないのなら、他の釣り場を探すより手はありません。

そもそも、我が国は、遊ぶ者の権利を認めません。
でありますから、釣り師は、我々の税金で作った港に立ち入れないし、冒険を好む者は、冒険ができる環境に立ち入れない。
例えば、バックカントリースキーなどで遭難すると、これぞとばかりに遭難者を責め立てます。釣り師も、港の堤防から波で攫われでもすれば、どんだけテレビや雑誌で非難されるか分かりません。
だれも、遭難しようとしてはいない。遭難したら、大勢の方に迷惑を掛けるだろうと分かっております。
分かっておりながら、止められないのです。この気持ちを、世間様は、身勝手と言います。
だが、身勝手と指を差されても、楽しいと知っているから、あるいは、明らかに釣れるから、やっちまうんです。
遊びであっても、やっちまった人には、寛大であって欲しい。例え雪崩の危険があっても、遭難するリスクがろうとも、手つかずの斜面を滑走する行為は、楽しいのです。また、立ち入り禁止の堤防は、魚がいっぱいいるのです。波に攫われる危険があっても、そこで釣りをしたいのです。
人は、パンのみで生きるにあらずなのです。迷惑を掛けられても、お互い様だから、許しましょうや。