先週末の台風では、場末の釣り堀ごときでも、強風に見舞われました。とはいえ、春分日頃に発生する、爆弾低気圧による強風ほどではありませんでした。

台風は、弱小の釣り堀に、さしたる被害をもたらさずに過ぎました。しかし、設備の被害はありませんでしたけれど、売り上げは、惨憺たる三連休に終わりました。

先週の三連休の売り上げは、惨憺たる結果に終わりました。その前の週の三連休と言えば、弱小の釣り堀ごときは、なんと、休業をいたしました。

お陰で、9月の売り上げまでも、惨憺たる結果になっております。トホホーであります。

ところで、研修と称して、三連休はなにをしていたのだ。

正直に申しますれば、釣りしてました。それも、ほ、ホッカイドーでであります。

本日は、北海道での釣りのレポートを掲載いたします。ちなみに、貧乏しておりますので、今週の放流はありません。

 

ええと、新潟空港を出発した日は、金曜の朝でございました。

この便で千歳に向かいますと、朝の9時に千歳空港に到着いたします。9時に北海道上陸を果たしました釣堀家夫妻は、レンタカーで、一路、阿寒を目指しました。

千歳から足寄までは、道東高速道が繋がっております。足寄まで辿り着ければ、阿寒までは僅かな時間で到着できます。

阿寒までは、300キロありませんから、高速道をひた走れば、3時間と少しで着けるはずです。上手くすれば、阿寒川に1時頃に着けます。

暗くなる6時まで、半日、たっぷりと釣りができそうだと、釣堀家は、皮算用していた次第です。

 

ところが、道東自動車道は、千歳を過ぎるとすぐに、片側一車線の対面通行に変わりました。

3連休を前にした金曜日です。観光シーズンの北海道の高速には、車の列ができておりました。

車列の速度は、80キロです。時折、70キロまで落ち、さらに落ちて、60キロになる場合もありました。

北海道の一般道は、峠であっても、ある程度真っ直ぐで、殆どの区間が追い越し可であります。従って、遅い車がいても、追い越しが可能です。ところが、対面通行の高速では、中央分離帯がありますので、追い越しはできません。

下手をすれば、一般道よりも高速のほうが遅いという、憂き目を見る羽目になるやもしれません。

とはいえ、釣堀家には高速を降りる勇気はありませんでした。苛々しながら、阿寒へ向かう釣堀家です。

時間が急がれますので、かあちゃんには悪いと思いつつ、観光は、なしです。目を血走らせた釣堀家は、一路、阿寒川を目指しました。

 

結局、阿寒川に到着した時刻は、2時半を回った頃でした。

今夜の宿は、阿寒川の畔に建つホテルです。ホテルの駐車場からは、阿寒川がすぐ下に見えます。

憧れの川を目前とした釣堀家は、とにもかくにも、釣り支度をしました。釣り支度をしておりますと、釣りを終えたらしい釣り人が、川から上がってまいります。

魚影が濃いと評判の川です。しかも、キャッチ&リリース区間です。さぞや釣れただろうと、「こんにちは、釣れました?」と、釣堀家は、数組の方に伺いました。ところが、フライ、ルアーの方共に、虚しく首を横に振るのでありました。

北海道にまで遠征して、やっちまたかー。

釣堀家は、一瞬、以前、北海道の尻別川で頭を丸めた経験を思い出しました。

以前、尻別川で釣りをした当時は、ウエットフライの釣りだけに拘っておりました。とにかく、遠くへフライを投げて魚を釣りたい。この一心でしたので、釣れないのが当たり前です。

ところが現在の釣堀家は違います。魚がいれば、必ず釣れる。かように思えるようになっております。

一瞬、過ぎった悪い予感を振り払い、釣堀家は、阿寒川の畔へ立ったのであります。

 

 


これが憧れの阿寒川です。

北海道の川らしく、落差のない滔々とした流れであります。

浅く、さらりとした瀬にも、少しの深みがあります。深みの筋に目を凝らすと、大きな魚影が散見されました。

早速、フライを結びました。釣れていない様子から、フライは小さめの#12ヘヤーズイヤーニンフです。

フライには、2㎜のタングステンビーズを装着しております。フックは、アイをストレートに直して、ゲーブ側に曲げ、完全なキールに改造してあります。また、フライの5センチ上に、3号のガン玉を装着しました。

10フィートのロッド、2本半分、ラインを出します。ラインは#1です。ロッドは、何番のロッドでも構いません。

さて、第一投です。平たい瀬の、少しの深みに見つけたマスを狙いました。

投げたフライは、マスの目の前を通過したはずです。ところが、オレンジとホワイトの、自作、ファールドリーダーには、なんの変化もありません。

ポイントまで瀬の流れは速く、複雑だから、フライにドラッグが掛かっていたのかもしれません。

往々にしてスレた魚は、フライの不自然な動きを嫌います。フライのドラッグを防ぐには、アンカーのガン玉を重くするか、近寄るかです。釣堀家は、ガン玉をBに替え、ティペットを6X0.6号)に落としました。ついで、2歩、近寄ります。

2投目です。ポチャンと落ちたフライは、重たいガン玉のお陰で、先ほどよりも、ゆっくりと流れます。

マスのいたあたりで、明確に引き込まれるアタリが出ました。

どりゃあぁぁ。

釣堀家は、合わせをくれました。どばばばばー。釣られたマスは、一気に疾走します。疾走する先には倒木が。

あわわわー。なにもすることができずに、ラインの先が軽くなりました。

切られました。がっくりです。しかし、スレてはいても、マスは、ニンフには反応するようです。

気を取り直して、次のポイントです。

怪しい流れには、必ず、魚がおりました。しかし、3本掛けてやっと一匹が獲れるという為体。しかも獲れた魚は、サイズこそ、そこそこだが、放流魚と思われる痩せた魚だけでした。






 

逃がした魚はでかいというけれど、どいつもこいつも、フライの切り方を知っているんです。そのポイントで、最も、行かせてはならぬ障害物を目指して、疾走しやがります。

口惜しいので、釣りを止めたくはなかったのですけれど、熊が怖い。

 

釣堀家は、泣く泣く、初日を早々に切り上げて、ホテルへ戻りました。

 

翌朝も、阿寒川で釣りをしました。

翌日は、自然繁殖らしき、弱小の釣り堀で言えば、レギュラーサイズのマスばかりが釣れます。

レギュラーサイズとはいえ、引きは、全く違います。下手をすると、リールからラインを引き出すやつもおりました。

 




 
なぜ今日は、レギュラーサイズだけなんだろうと、不思議に思っておりましたら、先行者がおりました。ルアーの方です。

ニジマスは、少し時間をおけば、定位置に戻ります。釣堀家は、今朝釣った中で、最も、よさそうな深い流れのあったポイントまで戻りました。

ガン玉をB3号を付け足して、ドボンとフライを投げました。ファールドリーダーが流れに引かれて下流へ向きます。そのリーダーが、ふっと、緩みました。

今だ。釣堀家は合わせました。50センチはあるだろうマスが、ラインの先でのたうちます。引きの強さからして、自然繁殖の魚であろうと思われました。

幸い、このプールには、倒木などはありません。唯一、マスが逃げるだろう方向は、下流の強い瀬です。

案の定、マスは下流を目指して走ります。行かせてはならじと、釣堀家は、川の真ん中に立ち込んで、マスの行く先を塞ぎました。
そうこうとやりとりして数分。マスも疲れた様子です。水面に顔を出すようになりました。垣間見えたマスの魚体は、砲弾のように尖っております。
獲れる。

思った釣堀家に油断がありました。ネットに掬ったまではよかったのですが、インスタントネットフレームは弱い。マスが暴れた拍子に、ネットにフライを絡まれて切られました。マスは、写真を撮る間もなく、逃亡しました。

気がつけば午前10時です。次の予定があります。釣堀家は、阿寒川を後にした次第です。

  

北海道で次に訪れた川は、十勝川の支流になる、然別川でした。

なぜ、この川を選んだかは、十勝で寄りたい場所がありまして、その近くに流れていたからです。

川の様子は以下の通り。

 



 

北海道らしく落差のない、平瀬の川です。平瀬には、数百メートルおきに低い堰堤があります。インターネット調べたところ、堰堤の落ち込みがポイントなのだそうです。

さて、第一投です。フライは、サイズを上げて、10番の黒いニンフです。ドロッパーに、12番の軽いニンフを結びました。

10番のニンフは、完全キール巻かれております。そのニンフの5センチ上に、3号のガン玉を装着しました。

すると、すぐに釣れました。驚くほど暴れます。リールから若干、ラインが引き出されました。しかし、重量感はないので、サイズはそれほではありません。



  

一つの堰堤で、このサイズか、永遠と釣れます。

凄い魚影です。もしかすると、釣り人が少ないせいなのだろうか? 

熊が怖いので、釣堀家は、人家の傍で釣りをしました。橋、橋のたもとには、釣り人らしき車が止まっておりました。釣り人が少ないとは思えません。

阿寒川と違い、入漁券のいらない川だから、放流はしていないはず。だとすると、川の生産能力が、新潟の川とは違うのだろう。

大きな差は、川の落差が少ないことかもしれません。落差が少ないので、万一、大水が出たとしても、川の中の餌が流失するような事態までには至らないのか?
学者ではない釣堀家には分かりません。

 

とにかく、数魚が釣れるようになりますと、釣り師は、サイズを求めるようになります。釣堀家も例外ではありません。

大きな魚は、ポイント最も流れの集中する付近にいて、恐らく、底でじっとしているに違いない。

予想した釣堀家は、ガン玉を2Bまで重たくしました。底を引き摺るようにフライを流して、数個の堰堤を探りました。

結果、数尾のよいサイズの魚を釣ることができたのですけれど、切られるか、バレルかでした。ようやく獲れたサイズがこれです。

 

 

 

丸々と太っています。北海道のニジマスは、どれもこれも、丸々と太っておりました。

こんな釣りをすると、内地で釣りをするのが馬鹿らしくなります。


北海道で釣れた魚は、ニジマスだけでした。それにしても、いつも思うのですが、写真の撮り方が下手ですね。 
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。