大型連休が終わると、いつもの閑散とした釣り堀に復帰する、場末の釣り堀でございます。
お客様が少ないので、放流をせずともポツポツと釣れております。
希に「海で青物でも釣るつもりか」みたいな道具で釣りをされるお客様がおられます。この場合は、いかに場末とはいいつつも、頭を丸める結果になります。ちなみに、不親切な釣堀家は、一切、助言いたしません。
魚が増えて夏場が危ぶまれますので、今週も放流しないです。しかも、アルビレックス新潟が負けて、首位陥落しましたし……。

三日天下でしたね。一週も持ちませんでした。

試合は、町田ビビリアに押されましたね。アルビは、フィジカルで負けているように見えるところが口惜しい。
とはいえ、フィジカルで負ける様子は仕方がなかったのかもしれません。と申しますのも、武漢熱で、いつものスタメンがベンチ入りさえできない状況に加え、審判が、アンパン並みの脳みそだったからです。
明らかに、ビビリアの選手がユニホームを掴んでいるのに、ファールを取ってくれない。それも何度もです。
これじゃ、一対一の勝負はできません。勢い、バックパスですわ。バックでボールを回すのなら、町田ビビリアをビビらせる仕事はできません。
と、審判を味方に付けたビビリアですが、2点しか取れませんでした。
それも、先制点はフリーキックからでした。二度とできねえだろうなという、スーパーゴールですから、やむを得ません。
また、後半の追加点は、チョンがハンドして押し込みました。審判の頭がアンパンだったので、ゴールを認められたのだから、これも口惜しくはありません。

後半、メンバーを入れ替えたところで、アルビレックス新潟は目覚めました。もう少し時間があれば、逆転も可能だったと思われます。
交代で入った、小見選手や吉田選手は、キレのある良い動きでした。FWの鈴木選手も、ボールを収める技術は絶品です。また、ゲデス選手の相手にプレスする動きもよかった。
もっと早く交代すればと悔やまれる試合でした。とはいえ、終わったから言えるのであって、新しい選手を使うのだから、早い交代は勇気がいる行為だとは理解できます。
だって、交代した直後に追加点でも取られた日にゃ、場末の釣堀家のような連中に、ボロクソに批判されますからね。
ともあれ、交代の選手が使える事実が分かってよかった。次節、ナンチューカ横浜には、負けるはずがございません。

話は変わります。
連休も終わりました五月の第二週。釣堀家は観光を兼ねまして、かあちゃんと奥日光へ逝ってまいりました。観光と何にを兼ねたかと申しますれば、勿論、釣りでございます。
日光なので、中禅寺湖か、と思われるかもしれません。さにあらず、川でございます。
湖を釣るためには、ジックリと腰を据えねばなりません。観光を兼ねている釣堀家には、じっくりと腰を据える時間はないのであります。
で、日光付近にはキャッチアンドリリース区間が設定されている川が何カ所かありますので、かあちゃんにお願いして、数時間だけ釣りをさせていただきました。
釣堀家が手始めに入った川は、日光東照宮の前を流れる、大谷川(だいや川)です。
大谷川のC&R区間は、それっこそ、東照宮の目前に設定されております。かあちゃんは東照宮に観光へ、とうちゃんは川で釣りと、うってつけの場所にあります。

 

ダイヤ川って、いかにも釣れそげな響きであります。目前の川は開けており、フライフィッシング向きでもあります。
釣堀家は、そそくさと支度を始めました。
駐車場には、常連の方と思われる釣り人が2名おられました。彼等にこれから釣る旨を尋ねると、快く先行をお許しいただけました。
さて釣りです。その前に釣堀家は、川の中から石を拾いました。さっと裏返して川虫の存在を確かめます。
いるいる。
ピンチョロやクロマダラのニンフです。
幸い、クロマダラニンフに似たフライを巻いてあります。釣堀家は、クロマダラニンフに似たニンフを結びました。
ロッドは#1で10ftのニンフロッドです。ラインは0番を使います。リーダーには、0.1号のPEラインで作った、全長4ftのファールドリーダーを使っております。ファールドリーダーは、インジケーターを兼ねております。
第一投です。ドリャァァ。
橋の下の深みにニンフを流しました。こそりとも当たりません。
ここはC&R区間です。スレているだろうけれど、魚はいるはずです。魚がいれば、なんらかの反応があってもよい。ところが、橋の下のいかにも釣れそうな深みを丹念に探っても、魚の反応は一切ない。
???であります。

大谷川は、落差1mほどの低い堰堤が、200mくらいの間隔で連続しております。堰堤の下流は少し深くなっており、いかにも魚が釣れそうであります。
釣堀家は、丁寧に全ての流れを探りました。一回だけ、こそりとした魚のコンタクトがありましたが、より丁寧に探るも、次のアタリはありません。

魚はいるであろうけれど、気配がない。ヤマメの川ではよくある出来事です。こういった川では、とある瞬間、嘘みたいにヤマメのライズが始まるのです。
不幸なことに、釣堀家が釣る間には、かような出来事はありませんでした。
気配を消した魚はどこにいるのか?
いるとすれば大きな岩の下になどの、えぐれに違いありません。
予測した釣堀家は、なるべく深い位置にある岩の、えぐれにニンフを流し込みました。
釣堀家の巻くニンフは、全てキールに巻いてありますから根掛かりしずらいのですが、えぐれに流し込めば、当然ながら根掛かりします。それも、深い位置での根掛かりになります。
何本かフライをロストして釣ったヤマメがこれです。

 

今夜は川治温泉に泊まる予定です。川治温泉といえば、おじかきぬ・C&R区間の只中にあります。
とすれば、明日、やるでしょう。これ以上大谷川でフライをロストするわけにはまいりません。
ヤマメを一つ釣った釣堀家は、尻尾を巻いて引き上げました。
おじかきぬ・C&R区間での釣りは、気が向いたらリポートします。