噂によりますと、この夏は猛暑になるのだとか。
噂では、ほとんどの夏は猛暑だし、ほとんどの冬は豪雪です。ついでに書くなら、ほとんどの梅雨は豪雨で、ほとんどの台風は列島直撃になります。
平年並みの夏でしょうなどと噂を流しても、誰も見てくれないので、ついつい、噂はセンセーショナルになりがちなのでしょう。
釣堀家の希望をいいますぞ。
梅雨は豪雨にならずに早めに明けて、今年の夏は、涼しい希望です。

与太話はこれまでにして、この夏の営業予定です。
9月10日にネオスタイルさんの大会があります。当日は、貸し切りの予定です。
翌週16日には、ダイワさんのキャンペーンがあります。参加はフリーだそうです。
また、7月某日、魚の調子がよければ、「しょうちゅう見舞い申し上げます」と称しまして、タグを付けた魚を釣ったお客様に、焼酎をプレゼントします。
さらに夏期期間の土、日、祝日に限り、営業時間を20時まで延長します。延長する期間は、7月15日~9月18日までとします。
夏の夕涼みにいらして下さい。
ちなみに放流は、夏の期間は月1回が精々です。これ以上に放流すると、過密になりすぎて病死する魚が増えます。
定期的な放流は、涼しくなってかつ、資金が貯まるまでお待ち下さい。

話は変わります。
先週、フライフィッシャーを案内して、銀山湖へ出撃しました。
今年の奥只見は、積雪が少なかったそうです。このため、雪代の出が悪く、湖は6月の半ばでも満水ではありません。

釣堀家の経験からすると、フライで釣りやすい水位は、満水も、超が付く満水がよいようです。
満水ですと、ワカサギの群れが浅い層にいる傾向が強いと釣堀家は観察しております。
銀山湖のトラウトは、ワカサギを捕食しているケースがほとんどなので、ワカサギのいる層と同じか、少し深い層にいる場合が多いです。
フライフィッシングは釣りの特性からして、水深の深い層で釣りをすることが苦手です。深くても3mというところでしょうか。
ところが今年の銀山のワカサギは、水位が低いせいか深い層に群れているようなのです。湖のどこへ移動しても、ワカサギの群れは見つけられません。
これでは通常のフライフィッシングでは、魚を釣る行為は非常に難しいと言わざるを得ません。
現に、この度ご案内したお客様は、午前中、アタリの一つもない状況でした。
魚を釣るためには、さらにフライを沈めないと釣れないだろうと予測できましたが、沈むフライラインは、真ん中から沈むのであります。
このため、湖底付近までフライを沈めれば、ラインの中間は湖底に這っている状態となります。よって、リトリーブをすれば、フライも湖底を這うように動きます。
これでは、根掛かり必至という状態です。ですから、攻めるといっても、底までは攻めきれないというところが、フライの悲しい特性になります。

 

そこでこのシンカーの登場です。
フライのアイをワンタッチで装着できよう、ピアノ線を曲げて加工しました。そのピアノ線に、回転しないようガン玉の4Bをハンダ着けして自作しました。
このシンカーをフライに着けて、投げてもらいました。
このシンカーにフライがキールになるように装着すれば、必ずフライはキールになります。重量は1グラム強ありますから、ラインよりも先に沈むはずです。
幸い、お客様はダブルハンドのロッドをお持ちでしたので、重たいガン玉でも危険なく投げられます。
30秒くらいカウントダウンしました。多分、7mくらい沈めたと思われます。細かくリトリーブしたところ、ガツンと当たりました。
お客様のロッドが小気味よく曲がります。ロッドは、ガクンガクンとお辞儀をするように上下しております。
魚は、かなり早い速度で対岸へ突進しました。少し行くと止まり、ついで手前に走り、また対岸に向かう動作を繰り返します。
ティペット(ハリス)は2号を使っております。滅多には切れません。しかし、無理にファイトをすると、魚の口が切れてバレる可能性があります。
釣堀家は、ゆっくりとラインを手繰るようアドバイスします。
上がった魚がこれです。相変わらず撮影が下手くそです。

 

魚は40センチ半ばくらいのサクラマスです。
魚単体の画像はお客様の携帯で撮りました。画像を送付していただきましたが、画像の形式が釣堀家のパソコンと合わずに、ここには添付できませんでした。

 

某、有名企業の御曹司です。釣堀家の弟子でもあります。

 

よき景色で一日釣りができました。
釣堀家のガイドは無料です。但し、釣れた場合は、先生と呼べと強要します。