このところ、めっきり秋めいてまいりました。
場末の釣り堀名物のブヨは、かなり数を減らし、日中は、ほとんど見られなくなりました。とはいえ、ゼロではありませんので、お気をつけあそばせ。
ブヨに替わって出て参ります害虫が、カメムシであります。
こいつ、細い隙間が大好きで、車のドアの隙間、釣り道具の隙間などに入り込みます。知らずに家に持ち帰りますと、とんでもない騒ぎになります。
お気をつけあそばせ。
さらにこの週末は、この秋最強の冬型になるのだとか。
カメムシに加えて最強冬型では、お客様が弱小の釣り堀に来ようわけがございません。従って、今週も放流はありません。だって、貧乏ですから。
老婆心ながらご忠告申し上げます。お金持ちさんは来ないほうが無難です。貧乏が伝りますから……。
言い忘れましたが、魚は数を戻しましたので、人が少なければ、それなりには釣れます。

代表の試合が続いて、アルビレックス新潟のゲームがありません。
アルビレックス新潟のゲームがないので、釣堀家は、日本代表の試合を見に逝きました。
試合は、5年ぶりにデンカビックスワンスタジアムで行われたのであります。しかも釣り堀が定休日の金曜日に行われます。
今年の夏は、これまで経験した覚えのない猛暑でした。魚を殺さぬ為に、かなり努力を強いられた釣堀家夫妻であります。
新潟でサッカー日本代表の試合があるのでしたら、ご褒美を兼ねて観戦するでしょう。
とはいえ、サッカー観戦だけでは物足りません。で、試合の前日、釣り堀の営業を休んで、塩原温泉の真ん中を流れる箒川を釣り、翌日、会津若松を経由して、ビックスワンでサッカー観戦を楽しむ旅行を計画したのであります。

朝7時に自宅を出て、塩原温泉に着いた時刻はお昼前でした。
塩原温泉には、スープ焼きそばなる名物グルメがあります。

 

味はまさにソース焼きそばです。美味いですけれど、不思議な食い物でした。

さて釣りです。
箒川には、キャッチアンドリリース区間があります。その区間であれば、通年釣りができます。
放流は、月に2回ほど、場末の釣り堀より大量のマスを放流しております。放流は多いですが、トウキョに近いので、釣り人も多ございます。

釣り人は、FFとRFが同数か、もしかすると、RFの方が多いかもしれません。平日の午後にも拘わらず、見える範囲の等分に散っております。
釣堀家は、いつもの釣り堀風ニンフィングです。釣堀家は滅多にドライフライでは釣りません。だって、沈めた方が釣れますから。
釣堀家のニンフィングの特徴は、0番の軽いラインに、オレンジとホワイトのバイカラーで自作したファールドリーダーを使うところです。浮きは使いません。アタリはリーダーでとります。
最初のポイントです。使うフライは、ライトグリーンに巻いたカディスニンフです。ヘッドに3㎜のタングステンビーズが付いております。

 

プールの流れ出しではアタリはありませんでした。
流れ込みを丁寧に探ると、軽くリーダーが動きます。トリャァァ。合わせました。ドバババーと、マスが走ります。
ここは釣れればでかいです。

 

最初のポイントから300メートルの間で釣れた魚がこれです。
見渡す範囲で竿を曲げていた者は、釣堀家だけでありました。
魚の多くいる川、それも、スレたマスの川では、フライの選択は勿論、ハリスの太さ、沈めるためのショット、キャスティングと、釣れるための選択が多くあります。
こうしたスレますの川は、トレーニングにもってこいであります。釣堀家は、数年に一度、この川を訪れます。
今年の箒川は、魚影は見えますが、いつもよりも薄い感じがします。恐らく、この夏の猛暑で、かなりの数がお亡くなりになったのではと推測できます。

翌日、ビックスワンで日本代表戦を観戦しました。席はテーブル付きのペアシートです。
ちなみに、塩原温泉で宿泊したホテルは伊藤園ホテルズのチェーンでした。一泊お一人7000円以下で、2食付いて温泉まで充実しております。
さて、日本代表戦です。
さすが日本代表です。前半は守りが完璧でした。唯一のミスだったPKは、キーパーの自作自演の観がありました。
後半は、センターバックとサイドバックの連携が悪くなったような、アルビでもあります。サイドバック不在のカバーが薄くなったところで、1点返されました。
それにしても、オフェンスは凄かった。
特に浅野選手です。足は速いし、球は収まる。アルビにいてくれれば、彼一人でJ1優勝も望めそうです。

 

楽しい2日間でした。
夏の苦労が報われたような気がします。
ハマスがイスラエルにミサイルを撃ち込むなど、世界はヤベー状況となっております。楽しく遊ぶのなら、今のうちかもしれません。
この話題は、次以降で語りたいと思います。