春分の日を目前にして、雪化粧をしている場末の釣り堀でございます。
とはいえ、季節は春です。春分の日を過ぎると、次週は、10年に一度の高温になるそうであります。
釣り堀の魚にとって、気温の乱高下は、歓迎すべからざる現象です。いつもなら、気鬱になる釣堀家でありますが、24日で任務が完了しますから、どうでもいいです。
因みに釣堀家は、プロ・サッカ選手を目指します。
来週からは、新しい管理人さんが、釣り堀を管理します。でありますから、釣堀家のつれない言い訳は、今週が最終回になります。
開業以来24年間弱。お客様のお陰で、冥途の土産がいっぺことできました。これまでのご愛顧、ありがとうございました。
来週から管理人が新しくなります。きっと、釣堀家とは違い、お客様が楽しめる管理をされるであろうと、期待しております。
これまで同様、場末の釣り堀を、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
因みに釣堀家は、プロ・サッカ選手を目指します。
さて、アルビレックス新潟であります。
結果は、0-1で負けでした。最小得点差でしたが、印象としては、町田ゼニゲバに、手も足も出ませんでした。
新監督として、試したいシステムもあったでしょう。さらに、稲村選手の怪我で、ならざるを得なかった、3バックだったかもしれません。
しかし、ゼニゲバが数枚上でしたね。もし、藤田のセーブがなかったら、あと、2点は取られていたでしょう。
という、実力差がありました。
それにしても、ゼニゲバの3バックは強烈でした。太田選手も谷口選手も長谷川選手も、勿論、後半交代した、奥村選手も小見選手も、全部、一対一で負けてました。
こりゃ仕方がありませんや。年俸が違いますから。
でも、年俸だけの違いではありませんよね。自分たちの立ち位置を、見失っていたような……。
選手は、戸惑っていたように見えました。それでは、自信を持って、相手に対峙できませんから、一対一で負けますこって。
監督があれこれといじり過ぎじゃねえの? と、場末の釣堀家は勘繰るのです。それで、連携が思うように取れない。
これで、6戦勝ちなしです。そろそろ、腹を括らないと、J2に真っ逆さまですぜ。
現監督を、とことんまで信じて運命を共にするか、それとも、去年の延長に戻すのか、決める時期が迫っている様に思えます。
次負けたら、やべえです。
話は変わります。
虫破総理、死に体になっておりますな。
虫破総理には理念がありません。
総理になられて、燃料の助成や、電気料の助成を、お止めになりました。高額医療の費用も、考え直すと仰せになりました。さらに、ガソリン税の撤廃や、103万円の壁についても、合意しながらも、進めません。
等々、考えますに、総理は、財政健全化が、我が国の急務とお考えらしい。
でしたら、敢然となさればよい。しかし、確たる理念がないから、少しの反対で、意見が二転三転する。
新人議員に10万円配るなどもそうです。法律に違反していないのなら、何が悪いと、毅然とした態度を見せればよいのに、道義上は問題があると、中途半端に謝る。
有体に言えば、度胸がないのだと思います。
半面、アメリカのトランプ大統領を見てごらんなさい。
どの国にも、一律に関税をお掛けになると仰せだ。誰が反対しても、敢然としてやって見せる。
いいか悪いかと言えば、悪いに決まっています。関税は、国内産業を守るかもしれませんが、国民生活には、大きな打撃になります。
国民が苦しむ政策をすれば、2年後の中間選挙で大負けになります。大負けすれば、大統領は、絵に描いた餅になります。
その危険を無視しても、関税を上げると仰せだ。トランプ氏には、我々凡人には分からぬ、先を見る目があるのかもしれません。
そうであるのなら、トランプ氏は、レーガン氏と並ぶ、名大統領として、歴史に名を刻むでしょう。
反対の結果になれば、暗殺されるか、弾劾される可能性もあります。いずれにしても、虫破とは比較にならぬ、度胸も持ち主であります。
無駄話をすれば、トランプ氏は、ロシア・ウクライナ戦争を終わらせると語っておりました。
この度、プーチンポコは、30日間の停戦に難色を示しております。
これは、尤もな反応です。と申しますのも、プーチンポコは、ウクライナを傀儡にしたいからです。ですから、ゼニスキー大統領が辞任して、ロシアよりの大統領が誕生するまで、戦争は止めぬだろうと、釣堀家は予測します。
でありますから、トランプ氏の介入は、失敗するでしょう。この場合、世界は、トランプ氏の、否、アメリカの影響力に疑問を抱くはずです。
この結果どうなるか。恐らく、ウクライナは、廃棄した核兵器を、再度持つであろうと思われます。
ウクライナが持てば、ドイツも持つでしょう。ドイツが持てば、他の、ヨーロッパ諸国も持つでしょう。そうなれば、南チョンも、他のアジアも、中東もと、核兵器の拡散は止まらぬ結果になります。
おっと、余談が長すぎました。虫破に戻します。
虫破は、レイムダックです。夏の参院選挙まで、政権は保たぬだろうと思われます。とはいえ、次期総理はと問われれば、誰もいない。恐らく、岸田さんが再登板して、自眠党に止めを刺すんじゃないのだろうか?
その後は、野党と自眠の再編があって、新政党で政権を担うのだろうけれど、果たして、纏められるだけの政治家は我が国にいるのだろうか?
甚だ、疑問であろうと、場末の釣堀家は悲観するのであります。
さらに話は、釣堀家自身に飛びます。
釣堀家は今年、66歳になりました。少年の頃、66歳と言えば、とんでもねえ高齢に思えたものです。
その頃は、66歳など、遠い未来の話で、己が高齢者になるなど、思いもよらぬのでありました。
しかし、いざ、我が身が66歳になった今、月並みですが、なんと早かったかと、愕然とするのであります。
我が国の男子の平均寿命は、81歳であります。ですから、一般には釣堀家は、あと15年で、死なねばならんのです。
これまでの時間経過を振り返れば、15年など、あっと言う間です。そのあっという間の余生を、便々と釣り堀業で費やすかと思えば、なんとも、寂しさを感ずるのでありました。
とはいえ、釣堀家は釣り師であります。釣り師として、釣りでお金を稼げる家業は、まさに、天職といえる職種であります。
という意味で考えれば、釣り堀業は、釣堀家が、やりたかった仕事であったには違いありません。
少し、無駄話をします。
釣堀家が釣りを始めたのは、社会人になってからでした。
始めて赴任した、群馬県高崎市で、フライフィッシングにのめり込みました。
フライフィッシングを覚えたての頃は、世の中に、こんなに面白い遊びがあったのかと、我が余暇の全てを費やしました。
フライフィッシングは、魚を釣る行為だけではなく、フライは元より、ラインからロッドまで、己の釣りに都合の良いよう、自作しなければならんのです。
従ってこの釣りは、終わりがありません。だから、一生涯、楽しめる釣りであります。
という、余談は終わりにします。
何が伝えたいかと申しますれば、釣堀家の釣り好きは、社会人になってからの趣味であったという事実です。
釣り好きになる前に、余暇を過ごしていたものと言いますれば、読書でありました。
釣堀家は、中学の頃より本の虫でありました。釣りをする以前は、本を読む行為が、何よりの楽しみでありました。
通学の途上でも、旅先でも、いつも本を読んでいたのであります。かように本が好きなので、当時の夢は、将来、小説家になりたいでした。
この夢は、釣り堀を経営するよりも、先に見たものであります。
実は、既に、数冊の本を書いております。釣堀家の師事する先生からは、プロとしての技量に達していると、評価を頂いております。
先に申した通り、釣堀家に残された時間は少のうございます。釣り堀業も面白くはありますが、中学生からの夢も実現させたい思いが、このところ、富に強くなっております。
小説を書く行為は、釣り堀をしながらでも兼業できます。しかし、取材などで、現地へ赴かねば書けぬ行もあるのです。でありますので、思う通りの取材ができぬ兼業では、どうしても、脱稿するまで時間が掛かります。
夢などは、所詮、叶わぬものです。かように諦めれば面倒はありません。しかし、余生は少なくなりました。やるだけやらねば、冥途に土産を持ち帰れません。
かように覚悟を定めて、釣り堀を譲る決意をしたのであります。
というのは言い訳で、本当は、飽きたかな。儲からないしね。
そもそも、釣堀家は、職人が本性で、商人ではないと悟ったせいもあります。
有体に言えば、接客が苦痛なのであります。
そのような者が、商売をするのは、間違っております。ですから、丁度良い時期に、後輩に道を譲るべきなのでしょう。
今生は一度です。やんなくて、悔いを残してあの世に逝くなど、真っ平でぇ。と、強がりを残して、釣堀家のつれない言い訳を全て終わります。
釣堀家がプロ・サッカ選手になりましたら、つれない言い訳を再開する日もあるでしょう。その際は、是非、訪れて下さいませ。
長い間、ありがとうございました。