10月になりました。
場末の釣堀家は、未だに、半袖であります。
思い起こせば10数年前の9月30日、その年最後の渓流釣りに釣堀家は向かったのであります。
場所は、桧枝岐です。当日の天気予報は、西高東低の気圧配置でした。所謂、冬型であります。
釣堀家の格好は、長袖にトレーナーです。それでも寒かった。
一日、釣りをしました。その日の夕方です。いきなり、嵐になりました。降った物は、霰でありました。
そんな年もあったのです。ところが今年は、10月になっても、半袖でいられます。
例年なら、この時季、場末の釣り堀では、ストーブに火が灯っています。しかし今年は、下手すると、冷房が必要です。
こんな年もありますよね。
因みに、釣堀家が霰に打たれた年の冬は、釣り堀史上、最大の積雪を記録しました。だから、今年の冬は、きっと、積雪は少ないはずです。
釣堀家の、長期希望でした。

アルビレックス新潟、口先フロンターレに、惨敗であります。
緩々でしたね。
なんで、こうなるのだろう? コンディションの低い選手でも、使わざるを得ないチーム事情なのでしょうか?
それにしては、夏の補強が、左サイドバック一人だったとは、なんとも、納得できません。
批判はあります。でも言うまい。次は、苦手の鹿島ナンチャラーズです。
勝てば、残留。負ければ降格の危機でしょう。
ロングスローでも、ファール作戦でも、ボール水掛でも、どんな手段でもいいから、勝ってもらいたいものです。

話は変わります。
自眠党の総裁が、虫破氏に決まりました。
氏は、積極増税派であります。
曰く、これまで減税を続けてきた。しかし、減税しても、景気は上がらない。だから、減税には景気浮揚効果はないのだ。
てな、ことを、テレビで言ってましたね。
減税? いつやった? 
消費税は、5%から、10%に増税されました。しかし、我々の記憶に残る減税などはありません。
間違ったかな。
もしかすると、財政出動だったかもしれない。でも、我が国の物価は、他の国に比べれば、上がっておりません。
これは何を意味しているかと申せば、財政出動などしておらぬということになります。言い換えれば、お札を刷って、世に出回らせていないということです。
よその国は、コロナの時、いっぱいお札を刷ってバラ撒きました。我が国は、バラ撒かなかったのであります。
虫破氏は、財政出動をしてきたが、景気は浮揚しないと言う。だから、増税するのだと結論付けております。
釣堀家に言わせれば、我が国は、財政出動などはしておりません。だから、まだ、デフレなんです。

さらに虫破氏は、財政健全化を図ると言います。
有体に言えば、入った金以上に使ってはならぬという姿勢であります。
聞けば、至極、真っ当に聞こえます。しかし、国なんですよ。貧乏釣り堀の財政ではないのです。
家庭の話なら、収入より支出が多ければ、その家は、破産します。しかし国は、何年続きます。10年ですか? 100年ですか? そんなことはありません。
国は、1000年以上、あり続けなければなりません。でありますから、国の財政は、1000年単位で考える必要があります。
例えばの話です。
釣堀家の家が、1000年存続すると仮定します。今、釣堀家には、10億円の借金があります。一般の家なら、長くても、30年で返さなければなりません。しかし、釣堀家の家は、1000年存続するのだから、1000年で返す計画でよいのです。
因みに、1000年後の10億円の価値は、今の10億円の価値であるとは考えられません。おそらく、1000分の1になっているのではありませんか?
てなことが、国なのです。財政健全化など、やって、得する者は誰もいません。
こんな政策をするのなら、景気は萎むでしょう。とすれば、虫破内閣、一年保つかどうかでしょうね。