先週は、大寒にも拘わらず、雨の降る暖かい一週間でした。
翻って今週は、週中から寒くなっております。場末の釣り堀界隈は、あっという間に、真っ白になりました。
ちょっと、やべえ雪だなとビビっておりましたら、来週は、もっとやばいらしいです。なんでも来週は、この冬、最大の寒波が南下するのだとか。
この寒波、やべえです。
2月4日頃から寒くなり、初旬は、上越。下旬は、下越が要注意です。場末の釣り堀界隈は、どちらもやべえです。
おそらく来週は、営業できないだろうと、怯えております。
予想が外れる状況を切に願うばかりでございます。
こんな雪が予測されております。放流した翌週早々には、雪で池が埋まるだろうと思われます。
寒さで凍えさせると、養魚場育ちの過保護マスは、仕事をサボります。でありますので、池が埋まるであろう週末には、放流できません。
釣れないと思います。悪しからず、ご承知下さいませ。

話は変わります。
世は、トランプが大統領になり、昨年とは、がらりと変わるであろう、変換の年になっておます。
我が国はと言えば、世界の情勢には、まるで関心のないかの如く、フジテレビと、中居氏の問題でもちっきりでありました。
釣堀家は、まるで関心はないのであります。漏れ聞きますところ、中居氏の接待に、女性を斡旋したとかしないとか……。
どうでも良いですけどね。

接待するほうもしたほうも、下心があって、遣り取りしたのだろうから、利害関係のない第三者が、やいやい騒ぐ必要はないだろうと思うのだけれど、他の人は、そうでもないらしい。
なんでも、人権問題なんだそうです。
とはいえ、被害者は、多額の金を貰っている。加害者は、釣堀家がどんなに働いても、払えない代償を支払っております。
それで、いいじゃん。

騒ぎすぎて、問題を大きくして、得をする者はいないと思うのだけれど、許せない人がいるらしい。
針小棒大と言うけれど、釣堀家には、まさに、そのように見えます。
だって、金と、ある程度の影響力を持てば、行使するに決まっている。そもそも、接待が嫌なら、断ればよろしい。
断わらずに、代償を受け取って、後で、傷ついたから謝罪を要求しますって姿勢は、行儀が悪いと、釣堀家は思うのであります。
詳しい内情は、分かりませんけどね。

この頃、なんやかんやと、細かすぎます。他人のスキャンダルなど、テレビで大騒ぎをするような問題ではないだろうと思います。
騒いだところで、おらたちの給料が上がるわけではないからね。
人に寛容さがなくなっているような気がします。とことんまで責めないと許さぬ風潮は、見苦しいと思います。

このような、どうでもよい枝葉の部分で大騒ぎをするから、我が国の景気は良くならない。
釣堀家が見まするに、世間は、失敗を許さない風潮にあるように思えます。
技術は、失敗を重ねないと進歩しません。
例えば、自動運転です。導入の途中では、人身事故も起こるかもしれません。起こってはならぬ事故でしょうけれど、技術の進歩の途上では、あり得る事故だろうと考えます。
そういう事故が起こった場合、世間は、許しますか? 許さぬとなるのなら、我が国では、当該技術の進歩はありません。

問題は、自動運転だけではありません。原子力然り、ロボット然り、さらに、個人のプライバシーに関わるデーターの利用技術然りです。

こう世間が煩いと、企業は、冒険ができなくなります。冒険イコール、投資です。思い切った投資のできない企業は、先細ります。
しかし、現状を鑑みまするに、世間が煩くて、冒険などできません。我が国は、ヒステリックな、おばさんのような国になっております。
このままでは、ダイナミックな技術革新は、我が国からは生まれないと思います。
そろそろ、些末な問題を大騒ぎする姿勢を改めましょう。騒ぐ前に、核心を見極めましょう。騒いで良い問題と、騒ぐ必要もない問題と、見極める目が必要だと、場末の釣堀家は思うのであります。