小雪かなと思われたこの冬でした。
ところが今週。とんでもねえ予報になっております。
中越では、平地で50㎝の積雪が予想されております。尤も、多いところです。しかし、残念ながら、場末の釣り堀界隈は、多いところになります。
てことは……。
水曜の朝に50㎝。木曜の朝に50㎝。金曜の朝で30㎝かな。知らんけど。
そうなりますと、合計130㎝になります。
こりゃ、大雪ですわ。
場末の釣り堀は、当面の間、雪塗れですわ。
放流? 営業できないだろうから、できませんこって。
予報が外れる結果を、切に願う釣堀家でございます。
今週は、今季最大の寒波が居座るのだそうです。
夕べ、気象台が、緊急の会見をされておりました。
なんでも、2021年の1月の寒波に相似しているのだとか。
釣堀家は、スマホに保存されている画像を検索しました。ありました。2021年の1月、柏崎の市内も、腰くらいまで雪が積もっておりました。
やべえっす。
どうにかしなくてはと焦りますけれど、積もる雪は、どうにもなりません。
今年の冬は楽ができそうだと、喜んでおりましたが、糠喜びだったようです。
自然災害に対抗する手段として、釣堀家がする対策は、布団を被って寝るでございます。
どうにもならんと諦めた時点で、大雪のニュースを遮断して、不都合な事態を考えないようにするのです。
布団を被って寝ている間にすることと言えば、祈るです。大雪になるならんは、人知の及ぶところではないので、神様にお縋りするしかないのであります。
釣堀家は、祈ろうと思っております。
もし、この度の寒波で、さほどの大雪にならないとしたら、釣堀家の祈りのせいだと、思ってください。
量子の世界では、人が観察したいと思った時点で、電子が観察されるのであります。
普段量子は、いわゆる原子を構成する物質です。これらは、観察されないのであります。なぜなら、波であるからです。
その波が、人の意思が加わると、粒としての性質を帯びるのだそうです。
人の意思が、量子の性質に影響を与える現象は、人の意思も、なんらかの量子的な存在であるのかもしれない。
意思が量子だとすれば、質量もあるかもしれない。
てな無駄話は置いといて、量子の世界では、人の意思が現象を変える可能性はあるのです。ちょっと、飛躍し過ぎですけれど、釣堀家の祈りが、大雪を小雪に変えるかもしれませんね。
最新の理論では、世界は一通りではないそうです。SFで言うパラレルワールドは、嘘ではないらしい。
その考え方によれば、現在は、未来が作るのだとか。こうなりたい未来を確信すると、現在は元より、過去までが変わるのだそうです。
飛躍し過ぎて、信じられない話です。
信じられない話ですけれど、大雪で、場末の釣り堀の存続が危ぶまれる今日、藁にも縋る思いで、信じてみたいと思います。
釣堀家は、今週の大寒波でありましても、場末の釣り堀界隈は、小雪で済んだと確信するつもりです。
とはいえ、意識の深いところでは、そんなわけがないと、否定するでしょう。その、否定する意識を薄める行為が、神頼みであります。
赤子が親を信ずるように、邪念のない祈りで釣堀家が祈るのなら、大雪を小雪に変えられるかもしれません。
いわゆる、パラレルワールドの、別の世界が実現するのであります。
そんな馬鹿なと、あなたは嗤うでしょう。釣堀家もそう思います。しかし、藁にも縋らねば、この冬の営業は、今日で終わりになります。
なぜなら、釣堀家のやる気が、ないからであります。
人事を尽くさず、神に縋るのであります。