3連休明けから、10年に一度の高温なのですって。
気温の話ですけれど、先月も10年に一度の高温があったから、正確には、10年に一度ではなく、二度目の高温って話になります。
この高温期の反動ではないでしょうけれど、来週末の3連休は、雪の予報になっております。とはいえ、気温は平年並みらしいですけれど……。
ともあれ、暖かい日が続き、急に雪になりますと、場末の釣り堀を訪れるお客様は少なくなります。
いつも少ないくせに、とか指摘しない。
3連休はお客様が少ないだろう予測なので、放流せずともポツポツと釣れるだろうと思われます。だから、3連休の放流はしないつもりです。
その代わり、今週末に放流します。放流は、日曜日の午前中になります。

話を変えます。
サッカー日本代表離脱の伊藤選手、性加害を訴えた女性に、損害賠償を請求するのだとか。
まあ、やりゃあいいけれど、勝てないでしょうね。仮に勝っても、金は受け取れないだろうと予測できます。
だって、相手は弱者だから。

日本の法律では、金のない者から金を毟り取る真似はできません。損害を請求しても、「ないから払えません」で通る世の中だから恐ろしい。
そういうお惚け者から損害を毟り取るには、Yさんにお願いするほかありません。
Yさんは、相手を脅迫してとことんまで追い込みます。しかし、Yさんが回収した損害金は、よくて折れ、大概は、お涙金程度を依頼者へ渡すだけです。
お涙金でもないよりまし。ではありません。Yさんは、依頼者までもしゃぶります。一端、関係を持つと、甘い汁がある限り、付き纏うから始末に終えません。

何を申したいかと書きますと、日本は、弱者にやさしい社会なのだと申したい。
考えてもみてください。伊藤選手は、訴えられた段階で日本代表を離脱させられたのです。
訴えの内容が、例えば、横領だとか契約違反だとかの強者からの訴えなら、代表の離脱にはならなかっただろうと思います。
だって、この訴えが不起訴にでもなったら、離脱させたサッカー協会の質を問われますからね。
ところが、この度の訴えは、弱者の代表たる女性です。しかも、加害内容が性加害だときている。
力ずくで弱者を思い通りにしたとする卑劣な行為が予測されるので、罪状の有無が分からぬ段階にも拘わらず、ビビっちゃった、てなところでしょうか。で、代表離脱を言い渡した。
意識過剰。いい子ちゃんぶってる。綺麗ごとで済まそうとしている。要は、サッカー協会は、選手を守る気は皆無でした。って、結論になるのであります。

ちょっと話の論点がずれたような。
そうだ、弱者に優しい社会だって話です。
釣堀家がガキの頃、もう60年も前の話ですけれど、子供の釣堀家が道を歩いていると、よくクラクションを喰らいました。
「邪魔だどけ」って、言わぬばかりにクラクションを鳴らして、トラックが傍を走り抜けるのです。
横断歩道はありました。しかし、車は止まるどころか、危ねえとの意思表示なのか、立っていると、ピッとクラクションを鳴らす始末。
結局、横断歩道などあってもなくても、どうでもよいという状況でした。

会社員になった40年前、お茶汲みは女子事務員の仕事でした。現場の所長は、「○○君、お茶」と、湯呑を持ち上げて要求しておりました。
新入社員は現場では邪魔者扱いです。
「おい、あれ持ってこい」って要求されたって、そもそも、「あれ」が何を示しているのかすら分からない。
分からないから右往左往していると、「ぐずぐずするな」と怒鳴られ、挙句にプラスチックハンマーで頭を殴られました。尤も、ヘルメットの上からですけれどね。
そんな酷い社会が昭和でした。

比べれば今はいいですよね。
セクハラとかパワハラとかって訴えれば、大概の上司は怒鳴る文句を飲み込みます。
でもあなた、訴えたら、給料は上がりませんよ。結局、会社に残れない状況になったりします。
ともあれ、いい世の中ですよ。社会全体が優しいし。少しずつでも、世の中は神代に近づいているのかもしれません。

ほんの60年前など、女子供は邪魔者扱いでしたからね。
女性が性加害などと訴えようものなら、油断したお前が悪いと、逆に回りから怒られたでしょう。
かといって、弱者保護も行き過ぎかな。
伊藤選手の場合など、どっちもどっちだと思いますよ。
なのに、一方的に性加害などと訴えられたら、そりゃ、逆告訴もしますわ。
事態がここまでこじれると、金で解決などできないでしょうから、裁判で徹底的に戦うのだろうけれど、泥仕合なるでしょうね。
サッカー協会はどうするのだろうか? 解決するまで、代表復帰はないだろうか? 
いずれにしても、時間はかかりますわな。